kitani
断熱リフォーム(床下編)
「一戸建てのお家全体をリフォーム」
と一言で言っても現地調査の際必ず話し合うのは
「どこまでするか」というところです。
水廻り4点と床、壁、天井を全て
多くのお客様はここまでは想像されていらっしゃいます。
ですがお家全体をリフォームとなると、
築20年以上の物件であることがほとんどです。
この時に我々プロがお客様にご説明して、
先ほどの赤い文章からさらにご検討頂きたいのが断熱です。
断熱をするとどんないいことがあるのかですが
・冬はひんやりした空気が入りにくくなり、暖房の効きが良くなり、結露対策も。
・夏もエアコンの効きが良くなるので快適かつ電気代も下がります。
断熱の方法としては、
①天井に断熱材を入れる
②床下に断熱材を入れる
③壁に断熱材を入れる
④サッシ(窓)を何かする
が主になります。
理想はやはり空間をまるっと包み込んで断熱したいので
①~④全てです。
ここで計画次第で費用が大きく変わる為考えるべき事が、②床と④サッシ(窓)です。
床は断熱が不要かつ水平がある程度とれているようでしたら、
現状のフローリングの上から薄めのフローリングを重ねて貼る
上貼りという方法をおすすめしています。
既存のフローリングをめくる手間とゴミ代が浮くからです。
ただし、築年数が経っていて、底冷えするお悩みがございましたら

既存のフローリングをめくり上げ、

このようにビッチリ敷き詰めます。
時々、「既存のフローリングをめくらず、床下から潜って断熱を」
という事を耳にしますが、断熱は気密性が大事なので隙間があると意味がございません。
床下から潜っての作業でご覧のようなピッチピチの断熱作業は出来るのでしょうか・・・
逆にこの状態をご覧頂けましたら冷気をシャット出来るのが良く分かりますね。
お家全体のリフォームをご検討されていらっしゃる方は断熱についても考えてみてください。

壁はこのような感じです。(木造の場合)
次回はサッシについてご紹介します!